Ultimate Member 2.7.0がリリースされました

WordPress向けメンバーシッププラグインであるUltimate Memberの2.7.0がリリースされました。

2023年3月以来、半年ぶりのマイナーバージョンアップです。

機能拡張やバグフィックス、非推奨機能のなかから、機能拡張を一緒に見てみましょう。

この記事は次のような方にお勧めです

  • Ultimate Memberで会員サイトやマッチングサイトを構築している開発者

Ultimate Member 2.7.0 機能拡張

機能拡張された項目は以下のとおりです。

Ultimate Member 2.7.0 機能拡張

  • Added: Site Health sections ★ピックアップ
  • Added: oEmbed field type ★ピックアップ
  • Added: YouTube field type supports YouTube Shorts links
  • Added: Profile permalink base options: Unique hash, Custom usermeta ★ピックアップ
  • Added: UM Form meta um_form_version for legacy support in the future
  • Added: Setting “Deleting user comments after deleting a user” for WordPress native logic workaround
  • Added: aria-invalid and aria-errormessage attributes to the fields on UM Forms
  • Updated: Structure for enqueue assets PHP classes
  • Updated: Hooks Documentation v2

WordPressのサイトヘルスセクション対応や、ユーザプロフィールのパーマネントリンクのオプション追加、ユーザ削除後のユーザコメント削除など、比較的に地味めな拡張が多いですね。

バージョン2.7.0では劇的な機能拡張が行われてはいませんが、面白そうな機能追加をいくつかピックアップします。

サイトヘルスセクションの追加

2.7.0バージョンからUltimate Memberのサイトヘルスセクションが追加されました。

これにより、WordPressサイトヘルスの情報タブでUltimate Memberの情報が参照できます。

サイトヘルス内で確認できることで、何か運用が変わるわけじゃないんですけどね...

なお、Ultimate Memberのサイトヘルスセクションで確認できる内容は、全てUltimate Memberの設定で確認できる内容と同じです。サイト状態の健康に関して、2.7.0バージョンから何か寄与するわけではないのでご注意ください。

ユーザプロファイルURLにハッシュ値やメタデータを設定できる

2.7.0バージョンから、ユーザのプロファイルページのURLに、ハッシュ値や独自のメタデータを設定できるようになりました。

既存機能ではユーザIDやユーザ名をURLが使えましたが、

わかっち

ユーザIDはWordPressでユーザを追加するたびにカウントアップされる数字なので、URLに使うのはなんか気持ち悪い...

わかっち

ユーザ名をログイン時のIDとして使ってる場合はメールアドレスのような文字列がURLになるので、なんか気持ち悪い....

というのがありました。

またUltimate memberが公開している、ユーザにユニークなIDを付与する方法もありますが、いまいち手間だな、という思いもあります。

なので、ハッシュ値でURLを公開できるのは、なかなか良いと思います。

ユーザプロファイルにoEmbedフィールドが使えるようになった

2.7.0バージョンから、oEmbedのフィールドをユーザプロファイルに追加できるようになりました。

oEmbedフィールドが使えることで、従来からあったYoutubeやX(旧Twitter)の埋め込みはもちろん、oEmbedに対応したブログサイトなどのリッチコンテンツも簡単に組み込めるようになりました。

oEmbedとは

oEmbedとは、サードパーティのWebサイトにURLの埋め込み表現を可能にする形式です。oEmbedに対応したURL(リソースへのリンク)を設定すると、そのリソースを直接解析することなく、Webサイトに写真やビデオなどの埋め込みコンテンツを表示できます。

そういえば、Advanced Custom FieldsはoEmbedフィールドに対応済みだったので、Ultimate Memberとしても、遅ればせながらの対応と言えます。

ACF | oEmbed

Description The oEmbed field provides an interactive component for embedding videos, images, tweets, audio, and other content. This field makes use of the

では、Ultimate MemberのoEmbedフィールドを見てみましょう。

oEmbedフィールドをプロフィールに追加する

Ultimate MemberのプロフィールにoEmbedフィールドを追加してみましょう。

フィールドマネージャーからoEmbedを選択してフィールドを追加します。

oEmbedフィールドにURLを指定してみる

では、さっそくプロフィール欄から、oEmbedのフィールドにURLを指定します。

TwitterのURLを入力してみましたが、綺麗に表示されますね。

次にSpeakerDeckのURLを入力してみましたが、わかりずらいと思いますが、コンテンツ部分がやたら大きくなってみずらいです。

なお、対応していないサイトのURLを指定すると、ただの外部リンクとして表示されます。

2.6.8以上のバージョンに直ちにアップデートすること

Ultimate Memberの開発元からは、もし 2.6.7バージョンを使っている場合は、直ちに2.6.8バージョン以上にアップデートすること、と警告されています。

2.6.7バージョンではセキュリティ特権昇格の脆弱性が認められているため、もしお使いのサイトがあれば直ちにアップデートしましょう。

IMPORTANT: PLEASE UPDATE THE PLUGIN TO AT LEAST VERSION 2.6.7 IMMEDIATELY. VERSION 2.6.7 PATCHES SECURITY PRIVILEGE ESCALATION VULNERABILITY. PLEASE SEE THIS ARTICLE FOR MORE INFORMATION

まとめ

今回は、Ultimate Memberの2.7.0バージョンアップに伴って追加された機能拡張のうち、いくつかピックアップしてご紹介しました。

マッチングサイトを作りたいというご要望をたくさん伺いますが、その方法の筆頭として、WordPress + Ultimate Memberをご提案したいと思います。

Ultimate Memberは日々開発は進んでおり、今後さらに使いやすくなっていくでしょう。

わかっち

このブログでもUltimate Memberの技術ネタや小ネタをどんどん発信していきます!

本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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